年金財政検証について

お金のこと

みなさんこんにちは。ぶーなおです。

少し前になりますが、厚生労働省から年金の財政検証が公表されました。

8月の末くらいでしたかね。

5年に1度発表される年金の健康診断です。

我々の将来(我が家では結構近い将来)の年金として直接かかわってくる中身なので、調べて整理してみました。まあざっくりですが・・(笑

やっぱり自分で+アルファの行動をしないといけない・・ってことは事実だと思います(^-^;

年金財政検証とは

かんたんに言うと、将来受け取る年金についていろんなことを想定して予測する・・

ってことですね。

経済成長率、年金の加入率、物価の動き、少子高齢化・・・等ありとあらゆる前提条件を予測して100年先の資産を想定する・・ってういのが仕事らしいですが、むずかしいですよね~

で、その想定される前提がこちら(厚生労働省より)

ケースⅠ~Ⅵまで想定していますね。で、どの想定が現実に近いのでしょうか?

こまかな数字の比較はできませんが、感覚的にはケースⅥでしょうか?

まあ、「一番悪いケースを想定しておく」という点からもケースⅥでしょう・・・

所得代替え率

所得代替え率ってなんでしょうか?

「現役世代の手取り収入に対する年金額の割合」とのことです。

かんたんにいうと、いまの手取りの何%が年金でもらえるか?です。

ちなみに、現在(2019年)の現役手取り平均は月35.7万円で年金額は月22.0万円とのことなので

22/35.7=61.7%がいまの所得代替え率になります。

この所得代替え率の数字が、いろんなケースでどうなるか・・ってことですね。

経済成長と所得代替え率

で、いろんなケースでの所得代替え率はこんな感じらしいです(厚生労働省より)

わかりずらいですよね・・・

ケースⅥで私の年齢を考えるとざっくりこんな感じになりますかね

(私の年齢;2020年で51歳として・・)

私が年金を受け取る65歳の時に54.2%所得代替え率で、だんだん減っていって、85歳くらいから36.5%の所得代替え率です。

厚生労働省の発表資料には、表がいろいろあってよくみきれてないけど、まあこんなもんでしょう。

現在の平均年収35.7万円をベースで・・ケースⅥの賃金上昇0.4%で考えると平均的にはこんな感じの年金になります。

西暦私の
年齢
現役世代の
手取り平均
収入
(万円)
平均収入から
計算した年金
(万円)
20346537.920.6
20397038.720.0
20447539.419.5
20498040.219.1
20548541.115.4
20599041.915.5
20649542.715.7
206910043.615.9

100歳まで生きる予定はあんまりないですが(笑

我が家の目標である早期退職をすると、その分受け取る年金も減る方向なので、厳しいですよね~

(^-^;

しかも、この所得代替率は年金のほうは「税金等支払う前の金額」なのに対して現役世代の所得は「税金等を支払った後の金額」なので、実際には大きく数字を上げてみせているってな記事もみました(´Д`)

数字のマジックですね・・・

それを考えると・・厳しい状況になるのは目に見えてます(´Д`)

日本の景気が上り調子になったとされる2013年から2018年の6年間で実質賃金がプラスだったのは2016年と2018年しかなく、現役世代の賃金上昇も怪しい上昇率です(´Д`) 


いろいろなケースでの所得代替え率は厚生労働省の発表資料にのっていますので、

「いやいや、ケースⅠで資産すべきだ」ってかたは、そちらで見てみましょう(^^♪



ちなみに積立金がなくなり完全賦課方式に切り替わるのはケースⅥの場合です。

「みんなもっと働け、全員厚生年金だ~」みたいな対策でのりきれるとは思えないんですが・・

まとめ

5年に1度の年金財政検証結果は前回に比べて厳しくなっていると思います。。

健康診断の結果は「要治療」みたいな感じでしょうか(^-^;

が、まあそうなるよね~って感じです。

年金制度の改正も考えた試算もだしていますが、

パートやアルバイトなども厚生年金加入させたり、年金支給年齢の引き上げ等現役世代の負担ばかりが目立ちます・・・

現役世代の方は、現役時代はお年寄りのために働き、自分が年をとったら自分のために死ぬまで働け・・・ってな感じです。世代間の不公平感が半端ないですよね・

若者はもっと怒っていいと思うのですが・・・・

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